2018年6月24日日曜日

日経 記事を重複掲載 「延岡学園バスケ部」スポーツ面・社会面に

九州・沖縄に限った話だが、24日の日本経済新聞朝刊にはほぼ同じ内容の記事が2本載っている。害はないものの、ミスには違いない。日経には以下の内容で問い合わせを送った。
宇佐神宮(大分県宇佐市)※写真と本文は無関係です

【日経への問い合わせ】

24日朝刊での記事の重複についてお尋ねします。スポーツ1面の「バスケ高校総体、延岡学園が辞退 留学生が審判殴打」と、社会面(九州・沖縄)の「審判員殴打で全国大会辞退 延岡学園バスケ部監督解任」はほぼ同じ内容です。ちなみに社会面の見出しは電子版のものです。西部13版では「選手が審判殴打、監督解任 延岡学園バスケ部」となっています。

最初の段落はそれぞれ以下のようになっています。

全九州高校体育大会の男子バスケットボールの試合中、延岡学園高(宮崎県延岡市)の留学生選手が審判を殴打した問題で、同校は23日、今夏に愛知県で行われる全国高校総体への出場を辞退すると発表した。指導責任があるとして監督を解任し、併せて停職処分とした」(スポーツ1面)

バスケットボールの全九州高校大会で留学生の男子選手が審判員を殴打した問題で、延岡学園高(宮崎県延岡市)は23日、8月に愛知県で開かれる全国高校総合体育大会(インターハイ)への出場を辞退すると発表した。指導責任があるとしてバスケ部の川添裕司監督を解任し、職員としても停職処分とした」(社会面)

社会面では共同通信の記事を使っています。スポーツ1面もその可能性が高そうです。だから記事内容がほぼ同じなのでしょう。表現が微妙に異なるのは、共同による直しを反映させたかどうかの違いだと推測しています。

今回の件は、九州・沖縄の社会面を作っていた側(大阪紙面編集部と大阪社会部でしょうか)に責任があるはずです。全国共通のスポーツ1面を作っている側(東京の運動部と整理部)に、高校バスケの話が九州・沖縄の社会面に載るかどうかを確認する必要はありません。スポーツ関連記事を九州・沖縄限定の紙面に載せるのですから、社会面を作る側がスポーツ面との重複を避ける義務を負うはずです。

記事の重複は新聞製作上のミスと考えてよいのでしょうか。あえて重複させたのであれば、理由を教えてください。御紙では、読者からの間違い指摘を無視する対応が常態化しています。「世界トップレベルのクオリティーを持つメディア」であろうとする新聞社として、責任ある行動を心掛けてください。

◇   ◇   ◇

追記)結局、回答はなかった。

※今回取り上げた記事

バスケ高校総体、延岡学園が辞退 留学生が審判殴打
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20180624&ng=DGKKZO32169660T20C18A6UU1000

審判員殴打で全国大会辞退 延岡学園バスケ部監督解任
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32165880T20C18A6ACYZ00/


※記事への評価は見送る。 

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