2018年7月29日日曜日

FACTAの悪癖 今度は「JBIC新総裁」前田匡史氏に悪口

FACTAが相変わらず苦しい。単純なミスはまだいいとしても、悪口としか思えない個人攻撃にはメディアとしてのレベルの低さがにじみ出てしまう。8月号に関しては以下の内容で問い合わせを送った。そして今回も回答はなかった。
眼鏡橋(長崎県諫早市)※写真と本文は無関係です

【FACTAへの問い合わせ】 

FACTA 主筆 阿部重夫様  発行人 宮嶋巌様  編集長 宮﨑知己様

8月号の「出光昭和シェルの火種『村上世彰』」という記事についてお尋ねします。記事には「昨年12月、債務超過寸前だった東芝は6千億円の第三者割当増資を実施した」との記述があります。これを信じれば「第三者割当増資」の直前でも東芝は「債務超過」になっていなかったはずです。

しかし、ご存じのように東芝は2017年3月期に債務超過に転落し、18年3月期に入っても増資前の段階では債務超過の状態でした。「昨年12月、債務超過寸前だった東芝は6千億円の第三者割当増資を実施した」との説明は誤りではありませんか。問題なしとの判断であれば、その根拠も併せて教えてください。

筆者は「昨年12月、2期連続の債務超過寸前だった東芝は6千億円の第三者割当増資を実施した」と言いたかったのでしょう。しかし、そうは書いていません。

ついでで恐縮ですが、同じ8月号の「JBIC新総裁『前田匡史』の正体」という記事にも苦言を呈しておきます。問題としたいのは以下のくだりです。

ついに俺はここまで昇りつめたか。前田匡史はいま、八王子市の高台にある住まいで、鼻の穴をふくらませて万能感に包まれている。6月、JBICの代表取締役総裁に就任したのである

これはしっかりした根拠のある話なのですか。前田氏が「八王子市の高台にある住まいで、鼻の穴をふくらませて万能感に包まれている」ことを筆者はなぜ知ったのでしょう。家族などから情報を得た可能性もありますが、かなり考えにくいと思えます。

百歩譲って事実を確認できているとしても「鼻の穴をふくらませて」などと書く必要があるでしょうか。こうした表現からは「事実を的確に伝えよう」との姿勢は伝わってきません。単なる悪口に思えてしまいます。批判は大いに結構です。しかしメディアとしての品性を疑われるような悪口の類はやめませんか。

特に主筆の阿部様には強く問います。こんな悪口の類を垂れ流すような雑誌にするために「FACTA」を創刊したのですか。本当に今のままで良いのですか。

問い合わせは以上です。御誌では、読者からの間違い指摘を無視する対応が常態化しています。読者から購読料を得ているメディアとして、責任ある行動を心掛けてください。

◇   ◇   ◇

追記)結局、回答はなかった。

※今回取り上げた記事

出光昭和シェルの火種『村上世彰』
https://facta.co.jp/article/201808026.html

JBIC新総裁『前田匡史』の正体
https://facta.co.jp/article/201808012.html


※記事の評価はいずれもD(問題あり)。FACTAの問題ある個人攻撃に関しては以下の投稿を参照してほしい。

どうしたFACTA? 高島屋広報室長らに根拠薄弱な個人攻撃
http://kagehidehiko.blogspot.com/2017/12/facta_22.html

東芝新会長「おしゃべり車谷」への個人攻撃が苦しいFACTA
http://kagehidehiko.blogspot.com/2018/04/facta.html

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