2015年8月15日土曜日

日経が無視した問い合わせ(5) 2015年7月

問い合わせに対する日経の姿勢は基本的に「無視」なのだが、だからと言って紙面に全く影響を与えていないかというと、そこは微妙だ。商品市場に関する記事で、市場全体が買い越しや売り越しになっているような書き方を日経は当たり前のようにしてきた。しかし、ここ1カ月ぐらいは「投機筋の買い越し残高」といった表現を使えるようになってきている。指摘が効いたとはもちろん言い切れないが、未来に期待を抱かせる話ではある。

この件に関しては、2つの問い合わせを紹介しておく。


◆「穀物、国際価格が大幅高」(7月2日朝刊マーケット総合2面)について

北海のビーチリゾート スヘフェニン(オランダ)の日本料理店
                 ※写真と本文は無関係です
【日経への問い合わせ】

「建玉明細によると6月23日時点で大豆は買い越しに転じた」と書かれていますが、「大豆では投機筋が買い越しに転じた」の間違いではないでしょうか。大豆が全体として買い越しになることはありません。

また「天候悪化や在庫水準が市場予想を下回ったことを背景に」と書くと「天候悪化が市場予想ほどではなかった」と解釈できますが、それでは辻褄が合いません。「天候悪化や、在庫水準が~」などと表記すべきではありませんか。商品部の担当記者・デスクにお伝えください。

※「単なる無知? 日経『穀物、国際価格が大幅高』」参照。



◆「穀物市場に資金流入 トウモロコシ買い越しに」(7月8日朝刊マーケット総合2面)について

【問い合わせの内容】

記事で「シカゴ市場のトウモロコシは6月30日時点で11万569枚の買い越しとなった」とシカゴのトウモロコシ市場全体が買い越しになったような書き方をしていますが、誤りではありませんか。買い越しになったのは投機筋(非商業部門)に限った話でしょう。ロイターなどはこうした点をきちんと明示して報じているのに、なぜ日経は基本知識の欠如をさらけ出すような記事を垂れ流し続けるのでしょうか。

※「日経の商品担当記者が垂れ流し続ける『間違い』」参照。

※(6)へ続く。

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