夕暮れ時の工事現場 |
今回の記事では3つのグループに分けてグラフを作っている。
(1)接種進まず→感染者増加 ドイツ インド
(2)接種は進んだが→感染者の減少は鈍く
米国 チリ
(3)接種が進む→感染封じ込め イスラエル 英国
「感染封じ込め」を判断するためのデータとしては「人口10万人あたり新規感染者数」を用いている。「感染封じ込め」と認定したイスラエルと英国は直近で1ケタ台になっているようだ。
関連記事には日本のグラフも付いていて「人口10万人あたり新規感染者数」は昨年12月以降、ずっと5人以下。イスラエルや英国はこの間に100人に近付いた時期があった。つまり日本は底ばい状態だ。
記事では「もたつく間に感染拡大の第4波が到来した。逼迫する医療体制に接種業務が重なれば、人繰りは一段と厳しくなる」と日本の現状を厳しく捉えている。しかし、他の国と同じように最大値100人のグラフにしてみれば分かるはずだ。日本はずっと「感染封じ込め」に成功している国になる。「第4波」と言っても常にさざ波だ。
そのことに気付けば「日本、ワクチン接種なお1%台」と危機感を持つ必要はなくなる。「ワクチン接種」なしでも「感染封じ込め」はできている。「医療体制」が「逼迫」しているとすれば、そこは「医療体制」の充実に力を注ぐしかない。
繰り返すが「感染封じ込め」はできている。さらに「感染封じ込め」を徹底させるために多くのことを犠牲にする意味があるのだろうか。
※今回取り上げた記事「感染封じ込め、世界で優劣鮮明~インドは『三重変異』も英・イスラエル、集団免疫視野」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB236IZ0T20C21A4000000/
※記事の評価はC(平均的)。特に大きな問題はなかった。竹内弘文記者への評価は暫定D(問題あり)から暫定Cへ引き上げる。西野杏菜記者への評価は暫定でCとする。馬場燃記者への評価はDからCへ引き上げる。
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