新地中華街(長崎市)※写真と本文は無関係です |
【ダイヤモンドへの問い合わせ】
週刊ダイヤモンド編集長 深澤献様 土本匡孝様 村井令二様 西田浩史様 船木春仁様
12月8日号の特集「日本人はもうノーベル賞を獲れない~科学技術立国の危機」についてお尋ねします。特集の冒頭で「20世紀に入ってからというもの、米国に次ぐ数のノーベル賞受賞者を輩出している日本だが、実は科学技術立国の足元は驚くほど揺らいでいる」と述べていますが、これは「21世紀に入ってから」の誤りではありませんか。
隣のページに載せた表では「今世紀の受賞者数は米国に次ぐ世界2位!~日本人のノーベル賞受賞者(自然科学系)」と説明しています。「今世紀」はもちろん「21世紀」です。
「20世紀に入ってから」でも「米国に次ぐ数のノーベル賞受賞者を輩出している」のかと思って調べてみました。文部科学省の調べによると1901年~2016年で日本は7位です。17年以降を加えても2位にはならないでしょう。
表では「自然科学系」としているので、この前提でも考えてみました。32ページの表によると「国別・分野別のノーベル賞(自然科学系)受賞者数(1901~2017年)」で「日本は堂々の世界5位」です。やはり「20世紀に入ってからというもの、米国に次ぐ数のノーベル賞受賞者を輩出している」という説明と整合しません。
問い合わせは以上です。回答をお願いします。誤りであれば、次号に訂正を掲載してください。問題なしとの判断ならば、その根拠を教えてください。御誌では読者からの間違い指摘を無視する対応が常態化しています。日本を代表する経済メディアとして責任ある行動を心掛けてください。
◇ ◇ ◇
※今回取り上げた特集「日本人はもうノーベル賞を獲れない~科学技術立国の危機」
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/25218
※特集や担当者らの評価は訂正などの対応を見て決めたい。今回の特集に関しては以下の投稿も参照してほしい。
「先進国で最低」が強引な週刊ダイヤモンド「日本人はもうノーベル賞を獲れない」
https://kagehidehiko.blogspot.com/2018/12/blog-post_6.html
ノーベル賞「ほとんどが地方公立高校出身」と週刊ダイヤモンドは言うが…
https://kagehidehiko.blogspot.com/2018/12/blog-post_5.html
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