2020年7月29日水曜日

「CDSスワップ」で合ってる? 久しぶりに週刊エコノミストへ間違い指摘

週刊エコノミストの記事に関して久しぶりに間違い指摘をしてみた。内容は以下の通り。
道路が冠水した福岡県久留米市内
      ※写真と本文は無関係です

【エコノミストへの問い合わせ】

週刊エコノミスト編集部  岡田英様 浜田健太郎様 

8月4日号の特集「コロナ株高の終わり~中央銀行の罪」の最初に出てくる「危うい株価の『峠』は9月~中銀下支えの“手じまい”も」という記事についてお尋ねします。問題としたいのは「図2」の「債権のデフォルトリスクの目安となるCDSスワップは大きいほど危険。3月に急上昇した後、5月から低下した」という説明文です。「CDSスワップ」 とは聞き慣れない言葉ですし、「CDS」が「クレジット・デフォルト・スワップ」の略なので「CDSスワップ」とすると「スワップ」がダブってしまいます。「CDSスワップ」は「CDSスプレッド」の誤りではありませんか。このグラフはそもそも「日産社債(5年物)のCDSスプレッド(保証料率)の推移」を表したものです。「CDSスワップ」を「CDSスプレッド」 に置き換えると、しっかり整合します。

問題なしとの判断であれば、その根拠も併せて教えてください。御誌では読者からの間違い指摘を無視する対応が常態化しています。読者から購読料を得ているメディアとして責任ある行動を心掛けてください。

また、記事には「インフレに強い金の価格は価格が急騰している」との記述もありました。「価格」が無駄に重なっています。

問い合わせは以上です。回答をお願いします。

◇   ◇   ◇


追記)結局、回答はなかったが、8月25日号に訂正は出た。


※今回取り上げた記事「危うい株価の『峠』は9月~中銀下支えの“手じまい”も
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200804/se1/00m/020/062000c


※記事の評価はD(問題あり)。岡田英記者への評価はDで確定とする。浜田健太郎記者への評価は暫定でDとする。今回の記事については以下の投稿も参照してほしい。

拙さ目立つ週刊エコノミスト岡田英・浜田健太郎記者の記事
https://kagehidehiko.blogspot.com/2020/07/blog-post_28.html


※岡田記者に関しては以下の投稿も参照してほしい。

「日産ゴーン会長逮捕」の記事に粗が目立つ週刊エコノミスト
https://kagehidehiko.blogspot.com/2018/11/blog-post_25.html

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