豪雨被害を受けた大分県日田市 ※写真と本文は無関係です |
【日経への問い合わせ】
朝刊総合2面の「日の丸半導体 瀬戸際」という記事についてお尋ねします。記事に付けた図には「東芝は『日の丸メモリー』最後の生き残り」とのタイトルが付いています。記事中にも「かつて世界を席巻した『日の丸メモリー』各社が敗退する中、東芝メモリは最後のとりでだ」との記述があります。しかしルネサスエレクトロニクスのホームページを見ると、「製品情報」に 「Low Latency DRAM」が含まれており、以下の説明があるます。
「Low Latency DRAMは、当社が長年培ったNetwork市場向けの超高速同期式SRAM技術と、Mobile市場向けの擬似SRAM技術を駆使して、新しく開発した Network機器用の大容量・超高速メモリです」
これを信じれば、ルネサスは「Low Latency DRAM」という「大容量・超高速メモリ」を手掛けています。「低消費電力SRAM」の項目では「ルネサスは世界でNo.1の低消費電力SRAMサプライヤー」と記しています。SRAMも半導体メモリーの一種です。産業革新機構が50%強を出資するルネサスは「日の丸メモリー」として生き残っているのではありませんか。
「東芝は『日の丸メモリー』最後の生き残り」という説明は誤りと考えてよいのでしょうか。正しいとすれば、その根拠も併せて教えてください。
御紙では、読者からの間違い指摘を無視する対応が当たり前になっています。クオリティージャーナリズムを標榜する新聞社として、掲げた旗に恥じぬ行動を心掛けてください。
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※今回取り上げた記事「日の丸半導体 瀬戸際」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20170929&ng=DGKKZO21680540Z20C17A9EA2000
※記事の評価はD(問題あり)。今回の東芝関連の報道については以下の投稿も参照してほしい。
「東芝、日米韓と売却契約」疑問ばかり浮かぶ日経の解説
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_29.html
東芝メモリ売却、日経の記事に足りない「産業革新機構」
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_30.html
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