2021年12月13日月曜日

「なぜ道を誤ったのか」東洋経済の西村豪太編集長は自分の経験を後世に伝えよう

週刊東洋経済の西村豪太編集長が「日米開戦」に触れて「ジャーナリズムがやるべき仕事」を説いている。読者からの間違い指摘を無視して多くのミスを放置し続ける「メディア」の編集長として先にやるべき仕事があるのではないか。

耳納連山と夕陽

12月18日号の「編集部から」で西村編集長は以下のように記している。

【東洋経済の記事】

真珠湾攻撃から80年とあって、日米開戦をめぐる検証報道が盛んです。当時の指導層が彼我の国力の差を認識していたにもかかわらず、絶望的な戦争を選択した経緯がかなり見えてきました。歴史研究の蓄積のおかげですが、無謀な決定を後押しした「空気」の実態を現代に伝えるのは、ジャーナリズムがやるべき仕事でしょう。

「空気」が日本社会を動かしているのは今も変わりませんが、その中身は時間の経過とともに移ろい、忘れられていきます。史料からだけではわからない人々の息遣いを記録し、「なぜ道を誤ったのか」の手がかりを後世に残すのはメディアの大事な役割だと思います。


◎東洋経済がミス放置を「選択した経緯」は?

読者からの間違い指摘には真摯に対応し、ミスがあれば訂正する。それがあるべき姿なのは西村編集長にも理解できるはずだ。そして西村編集長の決断1つで正しい道へと軌道修正できる可能性が高い。なのに、なぜやらないのか。

ミス放置を「選択した経緯」はどうだったのか。それを「後押しした『空気』の実態」も含めて伝えてほしい。「空気」などではなく、西村編集長自身が放置を「決定」した可能性もある。自分たちの過ちを検証できないのに、他者に関して「なぜ道を誤ったのか」などと論じても説得力は生まれない。

自分たちは「なぜ道を誤ったのか」。それを「記録」して「後世に残す」ことが西村編集長にとっての「大事な役割」だ。そのことを改めて考えてほしい。


※記事の評価はD(問題あり)。西村豪太編集長への評価はF(根本的な欠陥あり)を据え置く。西村編集長に関しては以下の投稿も参照してほしい。

道を踏み外した東洋経済 西村豪太編集長代理へ贈る言葉
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2015/12/blog-post_4.html

「過ちて改めざる」東洋経済の西村豪太新編集長への手紙
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2016/10/blog-post_4.html

訂正記事を訂正できるか 東洋経済 西村豪太編集長に問う
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2016/10/blog-post_25.html

「巨大地震で円暴落」?東洋経済 西村豪太編集長のウブさ
http://kagehidehiko.blogspot.com/2017/01/blog-post_19.html

金融庁批判の資格なし 東洋経済の西村豪太編集長
http://kagehidehiko.blogspot.com/2017/03/blog-post_19.html

「貿易赤字の解消」で正解?東洋経済 西村豪太編集長に問う
https://kagehidehiko.blogspot.com/2018/06/blog-post_72.html

編集長時代はミス黙殺 コラムニストとしても苦しい東洋経済 西村豪太氏https://kagehidehiko.blogspot.com/2019/12/blog-post_24.html

ミス放置を続ける東洋経済 西村豪太編集長が片付けるべき「大きな宿題」https://kagehidehiko.blogspot.com/2021/03/blog-post_6.html

ミス放置を続ける東洋経済の西村豪太編集長こそ「当事者能力なきトップ」では?https://kagehidehiko.blogspot.com/2021/07/blog-post_6.html

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