ハンググライダー発進基地(福岡県久留米市) ※写真と本文は無関係です |
最後の段落を見てみよう。
【日経の記事】
中国は習近平政権の旗振りで太陽光発電の容量が17年までの5年で36倍に増えた。サウジアラビアは潤沢なオイルマネーで再生エネの導入に動く。米国はシェールガスの活用でエネルギー価格の低下と温暖化ガスの排出削減を両立させている。日本には強権も、資金も、資源もないが、健全な競争の徹底という選択肢はある。
◎結びが美しい
「日本には強権も、資金も、資源もないが、健全な競争の徹底という選択肢はある」という結びには美しさを感じる。上手さももちろんあるが「記事を通してこのことを訴えたかった」という思いが伝わってくるのが良い。そして、この結論に導くための構成にもしっかりなっている。
記事の最後には「竹下敦宣、西岡貴司、小倉健太郎、竹内康雄、塙和也、飯山順、深尾幸生、辻隆史が担当しました」と出ていた。企画を担当した8人に敬意を表したい。
※今回取り上げた記事
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20180622&ng=DGKKZO32073330R20C18A6MM8000
※特集全体の評価はB(優れている)。連載の責任者を竹下敦宣氏だと推定して、同氏への評価を暫定でBとする。
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