2018年9月16日日曜日

鳥貴族の大倉忠司社長は「ランドクルーザー」を「質素」と言うが…

鳥貴族の大倉忠司社長は立派な経営者なのだと思う。日経ビジネスの連載「経営教室『反骨のリーダー』シリーズ4~大倉忠司社長(鳥貴族)の『うぬぼれ』てなんぼ」を読んでいても、その雰囲気は伝わってくる。「そんな優れた経営者が質素に努めようとしても、自分で気付かぬうちに質素から離れていくんだな」と9月17日号の「No.4 最終回~Lecture『王道経営』が幸福を広める」を読んで改めて感じた。

記事の中で大倉社長は以下のように述べている。

【日経ビジネスの記事】
芥屋の大門(福岡県糸島市)※写真と本文は無関係

社長は社員から「見られる仕事」でもありますから、暮らし向きもつとめて質素にしてきました。ぜいたくと言えば、お店を4つ出した時に、三菱自動車のオフロード車「パジェロ」を買ったくらいです。今、私の愛車はトヨタ自動車の「ランドクルーザー」ですが、うちの専務なんて「レクサス」ですからね。社用車も1台ありますが、これは店舗開発の担当者用で、私はいつでも電車を使います。



◎ランドクルーザーは「質素」?

三菱自動車のオフロード車『パジェロ』を買った」のが唯一の「ぜいたく」と大倉社長は言う。今の「愛車」は「トヨタ自動車の『ランドクルーザー』」だそうだ。「パジェロ」を買うのはぜいたくなのに「ランドクルーザー」は違うのか。

ランドクルーザー」のメーカー希望小売価格(消費税込み)は515万~684万円と決して安くない。「暮らし向きもつとめて質素」と自ら宣言するならば、クルマに乗るにしても中古の軽自動車にしたい。「ランドクルーザー」で「質素」と言われても悪い冗談にしか聞こえない。

大倉社長もその辺りは多少気になるのか「うちの専務なんて『レクサス』ですからね」と言い訳している。「レクサス」より「ランドクルーザー」の方が安いかもしれないが、どちらも「質素」とは程遠いクルマだ。

自分が社員だったら「社長や専務はやっぱり高いクルマに乗ってるんだな。豪華な暮らししてそうだな」としか思えないが…。


※今回取り上げた記事「経営教室『反骨のリーダー』シリーズ4~大倉忠司社長(鳥貴族)の『うぬぼれ』てなんぼ No.4 最終回~Lecture『王道経営』が幸福を広める
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/051400034/091000017/?ST=pc


※記事の評価はC(平均的)。

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