2020年3月9日月曜日

MARCH・関関同立に本当に「憧れ」? 慶大卒の週刊ダイヤモンド清水理裕編集委員

週刊ダイヤモンド3月14日号の特集「入学者の5割! 大推薦時代到来!MARCH 関関同立」を担当した清水理裕編集委員は「MARCH、関関同立」に「憧れて」いるそうだ。嘘とは言い切れない。ただ、ちょっと嫌味な感じはある。
久留米大学医学部(福岡県久留米市)
        ※写真と本文は無関係です

MARCH、関関同立」への「憧れ」を表明した編集後記の全文は以下の通り。


【ダイヤモンドの記事】

MARCH、関関同立、はっきり言って憧れています! うちの上の子は小学校高学年。9校のどこかにもし入ってくれたら、天にも昇る心地になると思います。現実は厳しそうですが……。

そんな中、今回の企画に参加して驚きました。私立大学の入学者の5割がAO・推薦入試だって? 25年前になりますが、私の高校時代には考えられなかった事態です。

私は地方の進学校出身。母校では一般入試以外、あり得ませんでした。「推薦を使うやつは逃げている」という空気が教師にも生徒にも強く、考えたことすらなかったのです。

今は、こんなに良いルートが充実しているのですね。データ集は、わが子のためにもがんばって作りました。ぜひご活用ください。


◎慶応卒でMARCH、関関同立に「憧れ」?

ダイヤモンドオンラインに出てくる略歴によると清水編集委員は「慶應義塾大学法学部政治学科卒業」らしい。だとしたら「MARCH、関関同立、はっきり言って憧れています!」と言われても素直には受け取れない。

「『うちの上の子』は出来が良くないので…」と清水編集委員は言うかもしれないが、だとしても苦しい。それが分かっていて出身大学を記事で明かさなかったのだろう。

付け加えると「母校では一般入試以外、あり得ませんでした」という話にも疑いの目を向けたくなる。「25年前」の「地方の進学校」ならば、学校推薦の枠がかなりあったのではないか。

さらに付け加えると「私立大学の入学者の5割がAO・推薦入試だって?」のくだりだけ「ですます調」になっていない。「私立大学の入学者の5割がAO・推薦入試だそうです」などと「ですます調」で統一した方がよい。「『私立大学の入学者の5割がAO・推薦入試だって?』と唸りました」などとカギカッコの中に入れる手もある。


※今回は記事・筆者への評価を見送る

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