2020年12月15日火曜日

「利他的」な人だけワクチンを接種? 小田嶋隆氏の衰えが気になる日経ビジネスのコラム

日経ビジネスでは小田嶋隆氏のコラムを楽しみにしている。だが最近は同氏の衰えを感じる記述も多い。12月14日号に載った「小田嶋隆の『pie in the sky』絵に描いた餅べーション~GoToとワクチンの不穏な関係」という記事もそうだ。

日田市の三隈川(筑後川)

記事の終盤を見ていこう。

【日経ビジネスの記事】

ワクチンは社会の一定数以上の人が接種しないと、集団免疫が得られない。成功させるには、政府の政策への信頼が共有されていることが前提になる。逆に言えば、政治不信やシニシズムが横行している社会では、こうした共同体的な(あるいは「利他的な」)行動は無視される。GoToトラベルは「利己」だけでドライブできるが、ワクチンは自己利益一辺倒の人間にはアピールしない

してみると、来年以降の景気回復は、われわれがどれほど利他的な人間であるかにかかっているということになる。

うむ。自信は持てない。


◎「ワクチンは自己利益一辺倒の人間にはアピールしない」?

ワクチン」であれば感染予防の効果があるはずだ。副反応のリスクよりも予防のメリットが上回るのであれば、接種は「自己利益」を増やす上で有効だ。

しかし小田嶋氏は違う考えのようだ。「自己利益」は増えないが「利他的」ではあるという意味で、「ワクチン」接種を無償での臓器提供のようなものだと見なしているのだろう。だが副反応なしに予防を実現できれば「ワクチン」接種が「自己利益」の拡大につながるのは明らかだ。

とあるテレビ番組を見ていたら「自分は基礎疾患もあるからワクチンができたら10万円出してでも打ちたい」と高齢男性がインタビューに答えていた。この人は「利他的な人間」だから10万円を払ってでもワクチンを接種するのだろうか。

少し考えれば小田嶋氏も分かるはずだ。そこが分からなくなっているとすれば、コラムニストとして引退を考えるべき時期かもしれない。


※今回取り上げた記事「小田嶋隆の『pie in the sky』絵に描いた餅べーション~GoToとワクチンの不穏な関係

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00106/00094/


※記事の評価はD(問題あり)

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