2022年8月19日金曜日

2021年の豪州戦に負ければ「W杯への道が絶たれ」てた?日経 岸名章友記者の誤解

日本経済新聞の岸名章友記者は悪くない書き手だと思うが、19日夕刊の記事では事実誤認と思える記述があった。日経には以下の内容で問い合わせを送っている。

筑後川昇開橋

【日経への問い合わせ】

日本経済新聞社 岸名章友様

19日の夕刊くらしナビ面に載った「スポーツの流儀:日本サッカーの未来図(3) 森保監督、『情と徹』で道開く~和製指揮官成功の試金石に」という記事についてお尋ねします。問題としたいのは「2021年10月、負ければワールドカップ(W杯)への道が絶たれるアジア最終予選オーストラリア戦」との説明です。

この試合に関して21年10月21日付の日経の記事では「負ければW杯出場が自動的に決まるB組2位以内が厳しくなる日本」と書いています。つまり「負け」でもまだ「2位以内」の可能性が残る訳です。「2位以内」が不可能となっても、3位ならばプレーオフを勝ち抜いて出場権を得る道があるので「ワールドカップ(W杯)への道が絶たれる」ためには「B組」4位以下を確定させる必要があります。しかし「オーストラリア戦」前の段階で7試合を残して3位の日本が、次の試合の負けで4位以下を確定するとは考えられません。

2021年10月、負ければワールドカップ(W杯)への道が絶たれるアジア最終予選オーストラリア戦」という記述は誤りと考えてよいのでしょうか。問題なしとの判断であれば、その根拠も併せて教えてください。

御紙では読者からの間違い指摘を無視する対応が常態化しています。日本を代表する経済メディアとして責任ある行動を心掛けてください。


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※今回取り上げた記事「スポーツの流儀:日本サッカーの未来図(3) 森保監督、『情と徹』で道開く~和製指揮官成功の試金石に

https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20220819&ng=DGKKZO63569770Z10C22A8KNTP00


※記事の評価はD(問題あり)。岸名章友記者への評価はB(優れている)からC(平均的)に引き下げる。岸名記者に関しては以下の投稿も参照してほしい。


武藤はCFとして海外で勝負できてない? 日経 岸名章友記者に問うhttps://kagehidehiko.blogspot.com/2018/07/cf.html

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