2015年5月21日木曜日

週刊エコノミスト「ROE=株主資本を純利益で割る」の誤り

週刊エコノミスト5月26日号の中で、ROEに関する説明にミスを見つけた。問題のくだりは以下のようになっている。
アントワープ(ベルイー)のグルン広場  ※写真と本文は無関係です

【エコノミストの記事】

ROEは内部留保を含めた株主資本を当期純利益で割ることにより算出する投資指標である。そのため、ROEの向上には分子である当期純利益を増加させるだけではなく、内部留保を配当することで分母である株主資本を減少させる必要性が生じる。



株主資本を当期純利益で割る」は誤りで、「当期純利益を株主資本で割る」が正しい。単純なミスであり、筆者やメディアの実力が疑われるような間違いではない。誤りを認めて訂正すれば済む話だ。

しかし、週刊エコノミストの場合、対応がまずい。丸2日経っても連絡がないので電話で催促してみたら、担当者から折り返し電話があった。返事が遅れたのは「メールを見てなかったから」らしく、「次号には間に合わないので、次々号に訂正記事を載せる」と話していた。

悪い記事ではないものの、対応の遅さを重くみて記事の評価はDとする。

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