タマホーム スタジアム筑後(福岡県筑後市) ※写真と本文は無関係です |
前日25日の朝刊1面トップとなった「日産、4~6月営業益9割減 人員削減積み増しへ~主力の米国で不振」という記事では「日産自動車の業績悪化に歯止めがかからない。2019年4~6月期の連結営業利益は前年同期(1091億円)比で約9割落ち込み、数十億円規模にとどまったようだ」と報じている。日産の発表を受けて26日に「2019年4~6月の連結営業利益は前年同期比99%減の16億円と大幅に落ち込んだ」と書いている。
方向は合っているものの「16億円」は「数十億円規模」ではないので、厳しく言えば誤報だ。正確性の低い業績の先取りをしてまで2日続けて朝刊1面トップに日産を持ってくる意味はあるのか。ほとんどの読者にとっては、発表を受けた26日の記事だけで十分だ。
待っていれば発表されるものは原則として発表を待て--。日経には改めてそう求めたい。
※今回取り上げた記事「日産、1万2500人削減 生産能力1割減 4~6月営業益99%減 海外工場閉鎖も」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20190726&ng=DGKKZO47806980W9A720C1MM8000
※記事の評価はC(平均的)。
0 件のコメント:
コメントを投稿