ホフファイファ池から見たデンハーグ中央駅(オランダ)方面 ※写真と本文は無関係です |
【日経の記事】
夏の全国高校野球、甲子園は本当にすごい舞台だな。早実の清宮幸太郎選手の、とても16歳とは思えない打棒にそんなことをあらためて感じた。
高校1年生といえば、この春まで中学生だったということ。普通の競技なら、どんなにすごい才能の持ち主でも「まだまだ子供なんで、そっとしておこう」という扱いをするものだ。「天才児」と呼ばれたタレントが長じて並の選手で終わる例は多い。ちやほやされた選手が勘違いしてテングにならないように、周りの大人たちが配慮する場合もあるだろう。
武智編集委員によれば、高校1年生に対しては「普通の競技なら、どんなにすごい才能の持ち主でも『まだまだ子供なんで、そっとしておこう』という扱いをするもの」らしい。本当にそうだろうか。卓球で言えば、13歳で国際大会に優勝した平野美宇と伊藤美誠は「そっとしておこうという扱い」を受けているだろうか。15歳でプロの試合に勝ったゴルフの石川遼が、そんなに「そっと」されていたとも思えない。フィギュアスケートの浅田真央や、競泳の岩崎恭子は10代半ばを静かに過ごせたのか。
ちょっと考えれば、スポーツ記者でなくても分かりそうなものだ。それとも武智編集委員にとっては、卓球もゴルフもフィギュアスケートも競泳も「普通の競技」には入らないのだろうか。だとすると、何を以って「普通の競技」と呼ぶのだろう。
※記事の評価はD(問題あり)、武智幸徳編集委員への評価もDとする。武智編集委員は以前にも「基礎的な知識がなさ過ぎる」と思える記事を書いていた。(2)では、その内容を紹介したい。
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