週刊エコノミストの記事で「ジム・ロジャーズ」氏が「米国や日本の株式市場は過熱しており、史上最高値圏にある」と述べている。「日本」に関しては「史上最高値圏にある」とは思えないので以下の内容で問い合わせをしている。
大阪市中之島の紅葉 |
【エコノミストへの問い合わせ】
岩田太郎様 週刊エコノミスト編集長 藤枝克治様
12月29日・1月5日合併号の特集「世界経済総予測 2021」の中の「インタビュー1~ジム・ロジャーズ『21年の株は最後のひと上げ まだ割安の日本は“買い”だ』」という記事についてお尋ねします。記事中で「米国や日本の株式市場は過熱しており、史上最高値圏にある」とロジャーズ氏は述べています。
日経平均株価で見ると「史上最高値(終値)」は1989年に付けた3万8915円です。2020年に関しては3万円にも届かない状況が続いており「史上最高値圏にある」とは言えません。しかもロジャーズ氏自身が記事の中で「日本株」について「史上最高値よりまだ4割も安い」と述べており、発言に矛盾があります。
「米国や日本の株式市場は過熱しており、史上最高値圏にある」というのはロジャーズ氏の発言を忠実に訳したのかもしれませんが事実関係が誤っているのではありませんか。回答をお願いします。間違いであれば次号で訂正してください。問題なしとの判断であれば、その根拠も併せて教えてください。
御誌では読者からの間違い指摘を無視する対応が常態化しています。読者から購読料を得ているメディアとして責任ある行動を心掛けてください。
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※今回取り上げた記事「インタビュー1~ジム・ロジャーズ『21年の株は最後のひと上げ まだ割安の日本は“買い”だ』」
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20210105/se1/00m/020/072000c
※記事の評価はD(問題あり)
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