2020年9月28日月曜日

「事件爆弾」を「時限爆弾」に修正したが回答なし…相変わらずの東洋経済オンライン

記事中の間違い指摘に対する東洋経済オンラインの対応が相変わらずだ。明らかな誤りの場合、記事を修正はするが問い合わせには回答しない。今回は25日に問い合わせをして、28日に見てみると修正されていた。

三連水車(福岡県朝倉市)
     ※写真と本文は無関係です

問い合わせの内容は以下の通り。


【東洋経済への問い合わせ】

東洋経済オンライン担当者様 

25日付の「無症状感染者は素通りできる『検温』の無意味感~検温でできるのは『やってる感』の演出だけだ」という記事についてお尋ねします。問題としたいのは以下のくだりです。

『感染力は発症前に最大となる。ウイルスにさらされて潜伏期間が始まると、発熱などの症状が一切出ていなくても、感染力のあるウイルスを大量にまき散らして(多くの人に感染させる)スーパースプレッダーとなる場合がある』(パルティエル教授)。検温では、この『事件爆弾』を止めることはできない、とパルティエル氏は言う

事件爆弾」は聞き慣れない言葉です。文脈から考えて「時限爆弾」の誤りではありませんか。問題なしとの判断であれば、その根拠も併せて教えてください。

せっかくの機会なので、もう1つ指摘しておきます。見出しで「検温でできるのは『やってる感』の演出だけ」と断定していますが、記事の内容と整合しません。記事には以下の記述があります。

ただ、マッギン氏は検温にもメリットはあるかもしれないと話す。検温を行うこと自体が人々に感染予防の重要性を思い起こさせる強力な社会的メッセージとなるからだ。『検温が行われていれば人々はより用心するようになる。入り口に検温の担当者を配置しなければならないほど大ごとになっているのだ、自分たちもまだ安心するわけにはいかない、というように』

これを信じれば、「検温でできるのは『やってる感』の演出だけ」ではないと言えます。

問い合わせは以上です。回答をお願いします。東洋経済新報社では読者からの間違い指摘を無視する対応が常態化しています。誠意ある対応を心掛けてください。


◇   ◇   ◇


※今回取り上げた記事「無症状感染者は素通りできる『検温』の無意味感~検温でできるのは『やってる感』の演出だけだ

https://toyokeizai.net/articles/-/377544?page=3


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