瑞鳳殿(仙台市)※写真と本文は無関係です |
【東洋経済の記事】
堀江 ロケットの打ち上げ場所は地球の自転の影響も考えなくちゃならない。打ち上げが失敗したときのことを考えると東、南のいずれかの方角に無人地帯があることが条件です。なんと日本は東と南が太平洋。東と南ががら空きという国はほとんどない。イスラエルは東が空いていないから、世界で唯一無理やり西に打ち上げています。むちゃくちゃ効率が悪いんですよ。
◎「東と南ががら空き」かなりあるような…
「東と南ががら空きという国はほとんどない」と堀江氏は言うが、かなりある気がする。そこそこの国力があって確実に「がら空き」と言えるのはオーストラリア、ニュージーランド、インド、南アフリカ、ブラジルあたりか。国力を無視していいのならば、スリランカ、オマーン、ソマリア、マダガスカル、アイスランドも入りそうだ。
どの程度の海域があれば「がら空き」なのかが明確ではないが、それほど広くなくてよいとの前提に立てばメキシコ、キューバ、アルゼンチン、韓国、パプアニューギニアなども候補に入ってくる。
記事の中には以下のコメントもある。
【東洋経済の記事】
堀江 ヨーロッパは東が空いていないから、フランス領ギアナで打ち上げています。ロシアや中国も辺境に基地を造らざるをえない。東にも南にも打ち上げることができて、国内のサプライチェーンとロジスティクスが整っている国は日本しかない。アメリカは打ち上げ基地が分散してしまっている。東打ちはフロリダで、南打ちはカリフォルニアだから、拠点が分散するのでロジスティクスの問題を抱えている。
◎そんなに日本は有利?
「中国」や「アメリカ」も「東と南ががら空きという国」に含めていいかもしれない。そう考えると、やはりかなりの数になる。
「東にも南にも打ち上げることができて、国内のサプライチェーンとロジスティクスが整っている国は日本しかない」との主張に反論できる材料は持っていないが、インド、韓国、オーストラリア、ブラジルなどは「東にも南にも打ち上げることができて、国内のサプライチェーンとロジスティクスが整っている国」の有力候補だとは感じる。
※今回取り上げた記事「特別対談 HONZ代表 成毛 眞×実業家 堀江貴文 金脈はいくらだってある あとは動き出すだけだ」
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/21017
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