梅林寺(福岡県久留米市)※写真と本文は無関係です |
記事の全文は以下の通り。
【日経の記事】
1日付で女性初の日銀名古屋支店長に就任した清水季子氏=写真=は5日、名古屋市内で開いた記者会見で「職員一丸になって職責を果たしていきたい」と抱負を述べた。「日銀に30年ほど勤めて一歩一歩、色々な仕事を経験させていただいてきた」とし、「女性初」については「特殊な抱負があるわけではない」と自然体でのぞむ構えだ。
日銀名古屋支店が担当する中部3県(愛知、岐阜、三重)の景気判断は、昨年10月から最上位の「拡大している」となっている。
清水支店長は「この地域でどのようなかたちでイノベーションが起こるのか注目していきたい」とした。
清水氏は1987年に東京大学工学部を卒業し、日銀に入った。金融市場局や英国駐在を経て、2010年には女性初の高松支店長に就任した。
◎「女性初の日銀名古屋支店長」に意味ある?
見出しから判断して、「女性初の日銀名古屋支店長」だから経済面で2段見出しという“破格”の扱いになったのだろう。「日銀で初の女性支店長が就任」ならば、この扱いも理解できる。しかし、そうではなく「女性初の名古屋支店長」というだけだ。
しかも見出しに取った「自然体で」は「就任した清水季子氏」の発言ではない。記事によると、清水氏は「女性初」については「特殊な抱負があるわけではない」としかコメントしていない。
それ以外でも「職員一丸になって職責を果たしていきたい」「この地域でどのようなかたちでイノベーションが起こるのか注目していきたい」などのコメントがあるだけで、特に注目すべき発言はない。
この記事のどこに「経済面で2段」の価値があるのか。他に伝えるべきニュースはあるはずだ。
※今回取り上げた記事「女性初、自然体で 日銀の清水名古屋支店長」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20180406&ng=DGKKZO29053150V00C18A4EE8000
※記事の評価はC(平均的)。
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