風治八幡宮(福岡県田川市) ※写真と本文は無関係です |
問い合わせの内容は以下の通り。
【ダイヤモンドへの問い合わせ】
週刊ダイヤモンド編集部 竹田幸平様 竹田孝洋様 中村正毅様 藤田章夫様
9月23日号の特集「株&投信 超理解」に出てくる「つみたてNISA~信託報酬『最安値』&新商品が続々登場 “お墨付き”投信を徹底分析」という記事についてお尋ねします。
記事には「つみたてNISAの対象となる投資信託120本」について、「さらに分類してみると、日経平均株価に連動する投信が11本、TOPIX(東証株価指数)連動が17本という具合だ」との記述があります。記事中の「つみたてNISA“仮”対象ファンドの傾向」という表でも、対象指数「TOPIX」は「17本」となっています。この「17本」という数字は合っているのでしょうか。
特集の中の「仮認定されたつみたてNISA対象の投信&ETF120銘柄」という表を見ると、連動対象が「TOPIX」となっているのは「インデックス型投信」に12本、「ETF」に2本あるだけで、合計でも「14本」にしかなりません。
「つみたてNISA“仮”対象ファンドの傾向」という表では「TOPIX」の数字が違っているようなのに、表の8項目を合計すると120本で帳尻が合っています。なので、他にも間違った数値があるのではと感じて調べてみました。その結果、さらに3項目で違う数字が出ました。
まず「その他日本(10本)」です。インデックス型投信の「JPX400など」、アクティブ型投信の「国内」、ETFの「JPX日経インデックス400」を合計すると12本になります。
次に「その他外国(6本)」です。インデックス型投信の「外国株」、アクティブ型投信の「国際」を合計すると9本になります。
最後に投資対象「バランス」の「資産複合(50本)」です。これは「バランス型」(アクティブ型の中の「バランス型」含む)、「資産均等割」「ターゲットデート」を合計すると48本です。
「つみたてNISA“仮”対象ファンドの傾向」という表では、「TOPIX」と「資産複合」が実際よりも5本多く、「その他日本」と「その他外国」が実際より5本少なくなっているというのが、数えてみた結果です。結果に絶対の自信があるわけではありませんが、少なくとも「TOPIX」は17本に届かないはずです。
「TOPIX(東証株価指数)連動が17本」との説明や、「つみたてNISA“仮”対象ファンドの傾向」という表の数値は誤りと考えてよいのでしょうか(「仮認定されたつみたてNISA対象の投信&ETF120銘柄」という表が誤りの可能性もあります)。全て正しいとの判断であれば、その根拠も併せて教えてください。
御誌では、読者からの間違い指摘を無視する対応が目立っています。日本を代表する経済メディアとして責任ある行動を心掛けてください。
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※今回取り上げた記事「つみたてNISA~信託報酬『最安値』&新商品が続々登場 “お墨付き”投信を徹底分析」
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/21281
※記事の評価はE(大いに問題あり)。今回の特集に関しては以下の投稿も参照してほしい。
「最安の信託報酬」に誤り 週刊ダイヤモンド「株&投信 超理解」
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_18.html
週刊ダイヤモンド「株&投信 超理解」に3件目の間違い指摘
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_86.html
週刊ダイヤモンド「株&投信 超理解」に4件目の間違い指摘
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_65.html
なぜ「少額」投資のススメ? 週刊ダイヤモンド「株&投信 超理解」
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_21.html
比較が恣意的すぎる週刊ダイヤモンド「株&投信 超理解」
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_39.html
テクニカル分析は必要? 週刊ダイヤモンド「株&投信 超理解」
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/09/blog-post_22.html
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