二重橋(東京都千代田区) |
ついでに言うと、以下の説明もよく分からなかった。
【日経の記事】
平成時代になって現天皇と戦争責任は切り離されたため、退位が論じられることはなくなった。しかし、天皇陛下が70歳代半ばを過ぎ、在位20年を迎えようとするころから高齢の陛下の負担が問題になり始めた。退位ではないが、公務を徐々に皇太子さま、秋篠宮さまに譲る「定年制」のような形も必要ではないかという意見もあった。
実際、秋篠宮さまが2011年の誕生日会見の際に「『定年制』というのは、やはり必要になってくると思います」と述べられている。
しかし、一足飛びの退位という議論までにはならなかった。
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「定年制」と言うと、ある年齢に達したら仕事を辞めてしまうイメージがある。しかし記事では「公務を徐々に皇太子さま、秋篠宮さまに譲る『定年制』のような形」と書いた上で「一足飛びの退位という議論までにはならなかった」と述べている。負担を減らしながらも天皇としての仕事を続けるのであれば「定年制」とは言い難い。「定年までに徐々に公務を減らして、定年と同時に公務から完全に離れる」と言いたかったのかもしれないが、記事中の説明からそう理解するのは難しい。
※解説記事の評価はD(問題あり)。井上亮編集委員への評価も暫定でDとする。
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