大雨で増水した筑後川(福岡県久留米市) ※写真と本文は無関係です |
記事の全文は以下の通り。
【日経の記事】
国内で決めた日だけオフィスを貸すサービスが広がっている。サンフロンティア不動産は7月から申し込みを開始。不動産運用のいちごは年内にも都内物件で始める計画だ。テレワーク普及で働く人の出社する機会が減り、入居者の常駐を前提としたオフィスのあり方が変わってきた。
サンフロンティアは自社物件のワンフロア(約210平方メートル)を活用。申し込み開始後の約1カ月間で70件以上の問い合わせがあり、契約を検討する企業もあるという。
契約期間は3カ月以上で、利用料金は週1日で月30万円から。サンフロンティアで同じ広さを借りた場合、月賃料は150万円程度(家具なし)。日ぎめ貸しの賃料は約5分の1で済む。
スタートアップでは重要会議以外はオフィス出社しないケースがある。拠点としては貸会議室もあるが毎回利用する手続きが煩雑だ。中期的にコストも割高になるという。日ぎめ貸しは事前に曜日を決めて契約するため、1日限定や週単位での契約が多い一般的なシェアオフィスと異なる。
◎「広がっている」と言う割に…
「国内で決めた日だけオフィスを貸すサービスが広がっている」というのが記事の柱だが「広がっている」感じはあまりない。記事に出てくるのは2社のみ。まとめ物で2社は辛い。最低でも3社は欲しい。
「サンフロンティア不動産は7月から申し込みを開始」したらしいが、「自社物件のワンフロア(約210平方メートル)を活用」するだけ。「契約を検討する企業もあるという」という記述から判断すると、契約に至った企業はないのだろう。
2つ目の事例に関しては「不動産運用のいちごは年内にも都内物件で始める計画だ」と書いているだけ。この2社の動向から「国内で決めた日だけオフィスを貸すサービスが広がっている」と判断するのは苦しい。「広がっている」ではなく「広がろうとしている」なら、まだ分かるが…。
2社のまとめ物は禁止した方がいい。1面ならばなおさらだ。
※今回取り上げた記事「利用日指定オフィス拡大~賃料5分の1、テレワーク普及で」
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20200807&ng=DGKKZO62400820W0A800C2MM8000
※記事の評価はD(問題あり)
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