大平山山頂(福岡県朝倉市)※写真と本文は無関係です |
【東洋経済への問い合わせ】
東洋経済新報社 担当者様 インサイドライン編集長 歳川隆雄様
週刊東洋経済2月3日号の「フォーカス政治~改憲への抵抗強し ひそかに検討進む腹案」という記事についてお尋ねします。記事の中で歳川様は「建国以来本土を直接攻撃されたことがない米国が核ミサイル攻撃を受けるような事態になれば、確実に『史上最低の大統領』の烙印を押される」と説明しています。しかし、米国は「本土を直接攻撃されたこと」が本当にないのでしょうか。
時事通信社の「日本海軍伊号潜水艦 写真特集」という記事では「伊号第17潜水艦(伊17潜)」について以下のように記しています。
「伊17潜は竣工後、第1潜水戦隊に配属され、41年12月の真珠湾攻撃にも参加した。そのまま米西海岸まで進出し、通商破壊作戦に従事した。翌42(昭和17)年2月には、米本土砲撃の任務を与えられ、サンタバーバラ油田に対し、17発の14センチ砲弾を撃ち込んだ」
サンタバーバラ油田はカリフォルニア州にあるので、時事通信の説明が正しければ、米国は日本から「本土を直接攻撃され」ています。
また「風船爆弾」に関して、ブリタニカ国際大百科事典では「太平洋戦争末期、旧日本軍がアメリカ本土爆撃のために打上げた爆弾つき気球」であり「アメリカ側の確認では、75個が地上爆発、約 200個地上発見、空中に1000個到達となっている」と書かれています。
2001年の同時多発テロを米国本土への直接攻撃だと見なさないとしても、太平洋戦争での日本軍による米国本土への直接攻撃はあったと思えます。米国に関して「建国以来本土を直接攻撃されたことがない」とする歳川様の説明は誤りと考えてよいのでしょうか。正しいとすれば、その根拠も併せて教えてください。
◇ ◇ ◇
東洋経済の編集部の体質を考慮すれば、回答はないだろう。
※今回取り上げた記事「フォーカス政治~改憲への抵抗強し ひそかに検討進む腹案」
※記事の評価はD(問題あり)。 歳川隆雄氏への評価も暫定でDとする。
0 件のコメント:
コメントを投稿