2017年12月27日水曜日

編集後記を社内へのお礼に使う週刊ダイヤモンドに異議あり

週刊ダイヤモンドの「From Editors」という編集後記は誰に向けて書いているのだろうか。常識的に考えれば「読者に(To Readers)」だ。しかし、12月30日・1月6日合併号に清水量介副編集長が書いていたのは、多くが身内を労うものだった。
袋田不動尊(福岡県うきは市)
       ※写真と本文は無関係です

その全文は以下の通り。

【ダイヤモンドの記事】

今回の「総予測」特集は、超大作となりました。

何しろ、2017年版の倍近く、31人の経営者に登場いただきました。応じてくださった企業の皆さま、ありがとうございました。

また、執筆いただいた著者の方々、そして、社内の関係各所、制作・デザイナーさんたち、校正の方々、普段ご迷惑をお掛けしている印刷所の方々、編集庶務の浜野さんにもこの場を借りてお礼を申し上げます

最後に編集部の記者の皆さん、お疲れさまでした。皆さんの力なしでは、この量と質は絶対に実現できませんでした。本当にありがとうございました!

読者の皆さま、18年も何卒よろしくお願い致します。


◎社内で済ませた方が…

取材に応じてくれた「31人の経営者」に感謝するのは分かる。社外の「著者」、「印刷所の方々」ぐらいまではまだ許せる。だが、後は社内の関係者へのお礼ばかりだ。こういう気遣いは社内で済ませてほしい。

最後に編集部の記者の皆さん、お疲れさまでした。皆さんの力なしでは、この量と質は絶対に実現できませんでした。本当にありがとうございました!」といった類のことは、編集部の忘年会ででも言えば十分だ。わざわざ読者に伝える意味はない。

そして最後に取って付けたように「読者の皆さま、18年も何卒よろしくお願い致します」と言われても、読者ファーストな感じは伝わってこない。

せっかくなので、清水副編集長を含めダイヤモンド編集部に一読者から今年最後のお願いしておこう。

編集部の皆さん、2017年の最後にお願いがあります。読者からの間違い指摘を無視し続けるのは、そろそろやめませんか。皆さんの力なしでは、ダイヤモンドをまともなメディアに戻すことはできません。本当に何とかしてほしいのです。18年こそは何卒きちんとした回答をよろしくお願い致します


※「From Editors」の評価はD(問題あり)。清水量介副編集長への評価はDで確定とする。

0 件のコメント:

コメントを投稿