観世音寺収蔵庫(福岡県太宰府市)※写真と本文は無関係です |
コラムの全文は以下の通り。
【東洋経済の記事】
「金融界の常識は世間の非常識」ということは数々あります。たとえばメガバンクではほとんどの行員が50歳代前半で銀行から「卒業」させられます。出向や転籍など道はいろいろですが、違和感を覚えます。顧客がどんどん高齢化しているのに、銀行だけ「キープ・ヤング」を守り続けられるでしょうか。
例をもう一つ。金融庁に長官インタビューを申し込んだところ、広報は「発売前にゲラを見られない場合、例外なく取材は受けていない」との返事。いろいろ交渉し、最終的には多忙を理由に断られました。取材相手に発言の上書きを許していてはジャーナリズムは成立しません。「絶対権力」として業界に君臨しているうちに世間と感覚がずれてきたのでは。(西村)
◇ ◇ ◇
「取材相手に発言の上書きを許していてはジャーナリズムは成立しません」と西村編集長は志の高さを誇ってみせる。その一方で、記事中の明らかな誤りを握りつぶすのは「ジャーナリズム」としてあるべき姿なのか。
間違い指摘を無視して記事中の誤りを「なかったこと」にする西村編集長の「感覚」は世間とずれてはいないのか。自らのプライドを守るためにミス黙殺という選択をしたのならば、他者の批判は控えるべきだ。それが「ジャーナリズム」の世界で道を踏み外した者として守るべき最低限の礼儀だ。
ついでに言うと「金融庁」を「金融界」に含めるのは違和感がある。「金融界」とは「銀行・信用金庫・保険会社など金融業者の社会」(デジタル大辞泉)だ。金融庁はその外側にいると思えるのだが…。
※記事の評価はD(問題あり)。西村豪太編集長への評価はF(根本的な欠陥あり)を据え置く。西村編集長に関しては以下の投稿も参照してほしい。
道を踏み外した東洋経済 西村豪太編集長代理へ贈る言葉
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2015/12/blog-post_4.html
「過ちて改めざる」東洋経済の西村豪太新編集長への手紙
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2016/10/blog-post_4.html
訂正記事を訂正できるか 東洋経済 西村豪太編集長に問う
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2016/10/blog-post_25.html
「巨大地震で円暴落」?東洋経済 西村豪太編集長のウブさ
http://kagehidehiko.blogspot.jp/2017/01/blog-post_19.html
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