2015年8月25日火曜日

東洋経済の誠実な読者対応 「ライザップの真実」について

「ライザップの真実」という記事に関する問い合わせを週刊東洋経済にしたら、その翌日には回答があった。質問に関してもきちんと答えている。問い合わせの内容自体は大したものではないし、日経であれば確実に無視で終わるだろう。そう考えると、メディアとしても「まともさ」に大きな差を感じる。東洋経済とのやり取りは以下の通り。

ヴェンツェルの環状城壁(ルクセンブルク) 
                  ※写真と本文は無関係です

【東洋経済への問い合わせ】

東洋経済8月29日号「ライザップの真実」という記事についてお尋ねします。

37ページの記事では「豆乳クッキーへの過大な依存は危険だと認識していた瀬戸は、M&A(合併・買収)で新たな商品・事業を模索していた。しかし、この買収資金が重しとなった」と書かれています。この「重し」の使い方は誤りではありませんか。「重し」とは「物を押さえるのに用いる石など」を指します。そこから転じて「人を制して鎮める力」といった意味でも使われます。ところが当該記事では、買収資金の負担が重かったことを説明する文脈で「重し」を用いています。その場合「買収資金が重荷になった」などとすべきではないでしょうか。

誤用には当たらないとの判断であれば、その根拠も併せて教えてください。


【東洋経済からの回答】

平素は週刊東洋経済をご購読いただきまして、誠にありがとうございます。

37ページの記事につきましては、ご指摘のとおり「重し」ではなく、
「重荷」とすべきでした。深くお詫び申し上げます。
今後ますます誤字脱字のないよう、細心の注意を払って参ります。
ご指摘いただきまして、誠にありがとうございました。

どうぞよろしくお願いいたします。


※経済メディアとして最上位の格付け(下記参照)にふさわしい回答だと思える。読者への誠実な対応が続くことを願いたい。


【経済メディア格付け】

週刊ダイヤモンド(A-)
週刊東洋経済(A-)
週刊エコノミスト(BBB)
FACTA(BBB)
日経ビジネス(BB+)
日本経済新聞(BB)
日経ヴェリタス(BB)
日経MJ(BB-)
日経産業新聞(BB-)

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