ダイヤモンドに指摘した間違いは以下のようなものだ。
オランダのアムステルダム ※写真と本文は無関係です |
週刊ダイヤモンド7月11日号「瀬戸際戦術続けるギリシャ~想定外のユーロ離脱はあるか」という記事について6日に2つの間違い指摘をしました。「ギリシャ危機の発端は、2009年1月に巨額の財政赤字が発覚したことだ」との記述で「2009年1月」は「2009年10月」ではないかというのが1つ。もう1つは「08年、リーマンショックがギリシャと南欧諸国に飛び火する」との説明のうち「08年」は「09年以降」の誤りではないかというものです。問い合わせから1週間が経過しても何の回答もありませんし、7月18日号に訂正も出ていませんでした。
7月6日(月)に間違いを指摘したのに完全無視が続いていたので、もうダメだろうと思っていた。今でも無視は続いているし、間違いを指摘した2つのうち、1つには何の対応もない。とはいえ、片方だけでも訂正を出したのは評価できる。
もちろん、他の人からの間違い指摘があって、それが影響したのかもしれない。「訂正とお詫び」では同時に「16ページ表中の11月6日の短期国債償還『16億ユーロ』を『14億ユーロ』に訂正します」と出ていることも、そうした可能性を想起させる。それでも、訂正は出ないより出た方が望ましい。
記事に関わった記者の評価については、山口圭介副編集長の格付けをF(根本的な欠陥あり)からD(問題あり)に変更する。大坪雅子、鈴木崇久様 竹田孝洋の各記者もE(大いに問題あり)からDに格上げする。今後に期待したい。
※この件では「週刊ダイヤモンドが犯し続ける悲しい過ち」「ダイヤモンド『瀬戸際戦術続けるギリシャ』 2つの誤り」を参照。
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