【ダイヤモンドの記事】
ノートルダム大聖堂(ルクセンブルク) ※写真と本文は無関係です |
機会があれば話を聞いてみたいのは、楽天の大久保博元監督だ。今季から中継ぎに転向させた松井裕樹投手が先発への希望を口にしたときには「まだ、自分で選べるピッチャーじゃないだろう」と話したという。これには納得させられた。大久保監督の思い切った采配にはいつも注目している。一度お話をお聞きして興味深かっただけに、“勝負師”の秘訣をまた詳しくうかがいたいと思っている。
【問い合わせの内容】
6月20日号のコラム「洞察」についてお尋ねします。筆者の宮本慎也氏は「話を聞いてみたいのは、楽天の大久保博元監督だ。今季から中継ぎに転向させた松井裕樹投手が~」と書いておられます。しかし、松井投手は今季の開幕から抑えとして活躍しています。大久保監督は松井投手の中継ぎ起用を打ち出した時期もあったようですが、開幕前には「抑えは松井」と明言し、実際に抑えとして使っています。記事からは「今季の松井は中継ぎ」としか読み取れません。記事の説明は厳しく言えば誤りで、甘く見ても「読者に誤解を与える説明」だと思えます。編集部としてどう判断しているのか教えてください。
問い合わせたのは15日で、18日までに回答はない。ダイヤモンドも日経と同じように、まともな回答をしないメディアになっていく予感がする。そうならないよう祈りたい。
他に記事中で気になった点を1つ指摘しておく。「機会があれば話を聞いてみたいのは、楽天の大久保博元監督だ」と書いてあると、「筆者はまだ大久保監督に話を聞いていないのだろうな」と思ってしまう。しかし、読み進めると「一度お話をお聞きして興味深かっただけに」と出てきて、やや混乱した。「機会があればまた話を聞いてみたいのは~」とすれば問題は解決しそう。
記事の評価はC(平均的)。筆者の宮本慎也氏は野球解説者で、実際は宮本氏への取材を基にダイヤモンドの編集者が執筆しているのだろうと推測している。このため、宮本氏への書き手としての評価は見送りたい。
※結局、回答はなし。
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