アントワープ(ベルギー)近郊のゴルフ場 ※写真と本文は無関係です |
【日経の記事】
【ジャカルタ=渡辺禎央】イオンは30日、インドネシアの首都ジャカルタ郊外で同国1号店のショッピングモールを開いた。東南アジア最大規模で、モール内の日系47店のうち18店は新たに進出。購買力を持つ中間層が増える郊外できめ細かなサービスを売り込む。
記事の説明は誤りだと思えたので、31日の午前11時頃に日経へ質問を送ってみた。
【日経に送った質問】
31日朝刊企業面のイオンの記事についてお尋ねします。イオンが30日に開業したショッピングセンター(SC)に関して、本文・見出しともに「東南アジア最大規模」となっています。しかし、実際にはより大きなSCが東南アジア内に多数存在します。「イオンとしては東南アジア最大規模」の誤りではありませんか。確認の上、ご連絡をお願いします。ちなみにNHKは「売り場面積は7万7000平方メートルとイオンが東南アジアに展開する店舗としては最大」と報道しています。
ネット情報なので確度は十分ではないが、イオンのSCは「東南アジア最大級」でもないようだ。本当に東南アジア最大規模のSCならば記事の説明で問題ない。しかし、この件に関して日経から回答が来ることはおそらくない。それは記事の説明が誤りである傍証となる。
それにしても、渡辺禎央記者は説明が下手すぎる。イオンとして最大ならばその点を明示すべきというだけではない。「東南アジア最大規模」と書く場合、売り場面積で見て最大ならば、売り場面積の具体的数値にも必ず触れてほしい。NHKはそれができている。
渡辺記者は記事の最後の方で「ラーメン7店を集めた『ラーメンビレッジ』では、昼すぎに売り切れた店もあった」などと、重要性の低い情報を入れている。こうした情報を入れるなとは言わないが、優先すべき順番があるだろう。「開業したSCではどの程度の年間売り上げを見込むのか」「イオンとして、東南アジアでは何カ所目のSCなのか」といった情報を省いてでも「昼すぎに売り切れた店もあった」と書く必要があるとは思えない。
※記事の評価はD。渡辺禎央記者の評価もDとする。この説明下手は改善の見込みが少ない。
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